※童話の更新は週1回(だいたい土曜日の夜)です(^0^)/

≫≫≫ ☆ もくじ ☆ ≪≪≪

2017年10月30日月曜日

【日記】雨の日はとにかく休む

【お題】雨の日の過ごし方、おしえて!


私は雨の日が好きです。

特に、雨の休日が大好き。

朝起きて、今日は仕事しなくてイイ、
って思うだけでも幸せなのに、雨音が聴こえてくると、
さらにウキウキした気分になっちゃいます。

なぜ雨の休日が好きなのか?

何もしなくてイイ、って感じになるから。

いい天気だと、洗濯しちゃおう、片付けしよう、
掃除しよう、車洗わなきゃ、
それより、出かけないともったいない!

いろいろやりたいことが出てきちゃう。

でも、雨の休日は、

「今日は雨が降ってるから~」

の、一言で、やれない言い訳ができちゃう。

そんな雨の休日が大好きです。

そして、家でのんびり、
小説読んだり、ネットやったり、小説書いたり
ゲームやったり、テレビ見たり、昼寝したり、
結局、いろいろしちゃうんだけど、

それでも、

やっぱり、

雨の休日が大好きです。

つまり私は、インドア派。

隙あらば、引きこもっていたいタイプです。

2017年10月28日土曜日

タヌキの恩返し

むかしむかし、山深いところにある森の中に、
年老いたタヌキが住んでいました。

タヌキは若いころ、人間が仕掛けた罠につかまり、
命を失いそうになったことがありました。

その時、男の人が通りかかり、
かわいそうだ、と助けてくれました。

男の人はおばあさんと二人で暮らしていました。

男の人はおばあさんの息子さんのようで、
二人は、いつも優しそうな笑顔で暮らしていました。

タヌキは助けてもらったことに感謝して、その家のそばに住み、
家や畑に悪さをしようとする、イノシシやキツネを体をはって
追い返すようになりました。

そうして何年かたった後、その男の人は、
病気で亡くなってしまいました。

タヌキは悲しみましたが、それ以上に、息子を失った
おばあさんは悲しみ、すっかり元気がなくなってしまいました。

おばあさんから優しい笑顔は消え、肩を落として背中を丸め
落ち込んだ日々が続きました。

若かったタヌキも、いつしか年をとっていました。

人間より、タヌキのほうが長く生きられません。

そろそろあの世へ旅立つ日が近いことが、
自分でも分かっていました。

タヌキは神さまにお願いしました。

「死んでしまう、一週間前に、どうか人間の
 姿に変えてください」

タヌキは、一週間でいいので、
お婆さんを元気づけたいと思ったのでした。

ある日、タヌキは目覚めると、手にも足にも毛が生えておらず、
人間の着物まで着ていました。

自分が人間の姿になったことに気付いたタヌキは、

「神さま、ありがとうございます」

と、神さまに感謝しました。

タヌキは、早速、おばあさんの家に行きました。

「おばあさん、こんにちは、私は、庭師です。
 これから一週間、無料で庭の手入れをさせていただきます」

タヌキがそう言うと、おばあさんはしわくちゃな顔を、
もっと、しわくちゃな笑顔にして、

「まぁ、なんてありがたい話だろうね、
 息子が死んでからというもの、庭の手入れができなくて」

ありがたい、ありがたい、と手を合わせて人間の姿をした
タヌキに感謝しました。

タヌキは一生懸命、庭の手入れをしました。

ちょっと一休みをしていると、おばあさんがお茶と、
漬物を出してくれました。

そして、休んでいるタヌキの側に座り、
一緒にお話をしました。

息子さんの話、おじいさんの話、そしてこの森の話。

タヌキが一休みするたびに、嬉しそうに、
しわくちゃな笑顔を浮かべて、おばあさんは話しました。

おばあさんは、ずっと1人でいたので、
話し相手ができてよっぽど嬉しかったのでしょう。

タヌキも庭仕事をしながら、休み時間になると、
おばあさんの話を、相槌をうちながら楽しく聞きました。

一日が終わり、次の日、次の日と日は過ぎて行き、
あっという間に、一週間がたってしまいました。

タヌキが人間でいられるのは、今日が最後です。

そしてそれは、タヌキの命が終わることも意味しています。

タヌキはその日の庭仕事を終えたあと、
おばあさんに言いました。

「おばあさん、今日で、ボクの仕事は終わりです」

「おやおや、もう一週間がたっちまったのかのぉ」

おばあさんは、とても悲しい表情になりました。

タヌキは優しい口調でいいました。

「おばあさん、この一週間、私はおばあさんと話しができて、
 とても楽しみました」

「あたしも、楽しかったよ、息子が戻って来たみたいじゃった」

と、おばあさんは言ったあと、

「また、ちょくちょく遊びに来てくれんかのぉ」

タヌキは、少し驚いた表情になりましたが、

「ごめんなさい、もう、ここには来れないのです」

と、言ったあとで、

「実は、私は、ずっと前に、
 あなたの息子さんに助けられたタヌキなのです」

「え?」

おばあさんは、キョトン、とした表情をしました。

「だましていてゴメンナサイ!」

タヌキは頭を深々と下げて謝りました。

するとおばあさんは、優しい口調で言いました。

「おやまぁ、なんであんたが謝るんだい、
 あんたが誰だろうと、あたしはあんたに感謝しているよ、
 庭の手入れをしてくれて、あたしの話を聞いてくれて、
 本当に、ありがとう」

と、おばあさんは地面に座り、両手をついて深々とお辞儀をしました。

タヌキは慌てて、おばあさんの体に手をやり、

「おばあさん、体を起こしてください」

と言いました。そして、

「神さまに頼んだのです。死んでしまう一週間前に、
 人間の姿にしてくださいと。
 そして今日がその約束の日です」

「なんと、そうじゃったか、そうじゃったか」

と、おばあさんは顔をくしゃくしゃにして、
目からは、ぼろぼろと、涙がこぼれていました。

「おばあさん、どうか、お元気で」

タヌキはそう言うと、立ち上がりました。

立ち去ろうとしているタヌキに、おばあさんは静かに声をかけました。

「安心しな、すぐに、あの世で、会えるだろうよ」

驚いて、タヌキは振り向くと、おばあさんのしわくちゃで、
そして、優しい笑顔がそこにありました。

タヌキは、なにも言わず、とびっきりの笑顔を返して、
おばあさんの家をあとにしました。

帰り道、向こうの世界で、おばあさんと息子さんとの再会を想像して、
タヌキは楽しい気分になりました。


おしまい。



今回のもとのお話はコチラ

福娘童話集『 友助タヌキ 』
http://hukumusume.com/douwa/pc/minwa/01/27d.html



━━━ お話はここまで ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



☆ちょこっとHappy♪☆


もとの話がいい話なので、それをもとに違った感じで書いてみました。

辛いことがあると、何もかも信じられなくなったりします。
周りは敵だらけと思うこともあります。

でも、落ち着いて見てみると、本当は敵なんていない。

逆に、あなたに悪いことをした、とか、あなたに感謝している、
という人の方が、意外と多かったりするんです。

この物語のような、小さな恩を忘れずに恩返ししてくれる
タヌキはなかなかいないかもしれませんが、
口にも行動にも出さないケド、感謝してくれている人は大勢います。

因みに、私は今日、コンビニで素敵な接客をされて、
その人に感謝の気持ちを持ちました。

でも、そのことをその人には伝えていません。
それと同時に、私は、その人の敵ではありません。

そして、ここまで読んでくれた、

あなたに、

わたしは、感謝しています。

ありがとう


今日のHappyポイント♪

『 みんな感謝されている! 』


ご意見ご感想、お待ちしています(^0^)/


2017年10月27日金曜日

【日記】映画は映画で原作は原作で

【お題】ドラマ・映画の原作本!「読んでから観る / 観てから読む」どっち?


映画を観た後に原作を読むことは殆どありません。
だって、十分、映画で楽しみましたから。
ふり返るとしたら、もう一回、映画を観ます。

私は、映画など観るとき、殆ど前情報は入れません。
アクションかヒューマンか、確認するのはジャンルくらい。

映画やドラマに限らず、小説も、
殆ど何も知らずに観たり読んだりします。

目の前で起こる物語の流れで、すべてを受け入れたい
という思いがそうさせていると思います。

内容を知らないで物語に入ると、目の前で起こることがすべて新鮮。
まさに主人公と同じタイミングで同じ経験ができる。
そんな臨場感が好きなのです。

私の姿を作り手が観察したら、意図したところで、
意図したとおりの反応をしているので、
きっとおもしろいことでしょう。

でも、ちょっとデメリットもあって、例えばハリーポッターのように、
明らかに小説を読んでないと伝わらない映画も存在するので、
そのような作品に出くわすと、なんだか置いてきぼりにされたと、
さみしい感じがします。

でも、まぁ、それはそれで、そういう映画だと評価して、
改めて原作を読もう、という気にはなりません。

あ、ハリーポッターはあくまでも例として挙げただけで、
原作も大好きです。

映画は映画を観て、小説は小説を読んで、
その作品の中だけで、楽しみたいと思っています。

2017年10月26日木曜日

【日記】評価されることを楽しんじゃえ

今日はプロ野球のドラフト会議がありましたね。

会議というより、くじ引き大会のほうが
合っている気もします。

プロ野球選手のたまごの皆さんにとって、
ドラフトはまさに人生の岐路です。

それまでの野球人生に、とりあえずの評価が下されます。

ドキドキしますね。

選ばれた人は、とりあえず、今までやって来たことが
評価されたと喜ぶことでしょう。

選ばれなかった人は、今までやって来たことが
評価されなかった、と落ち込むことでしょう。

前者は幸せ、後者は辛い出来事です。

でも、本当はどちらも、
同じことが示されただけなのです。

今の自分の実力。

あなたの野球の実力はプロ級です。
あるいは、アマチュア級です、と。

それが、今の自分の実力です。

自分の実力を知る、って、ちょっと辛いケド、
とっても大切なことだと思います。

実力を知れば、自分がどのくらいのところにいるのかが分かります。

自分の居場所です。

道を歩いているとき、自分の居場所が分からないと、
どっちに行っていいのか分かりませんよね。

自分の居場所が分かれば、
もっと努力しなきゃだめだ、というのも分かるし、
別の方向を目指そう、という決断もできます。

居場所を知るためには、評価をしてもらうことです。

評価を恐れて避けていると、居場所を見つけられません。
努力もせず、目標もなく、ダラダラ過ごしてしまいます。

評価されるということは、ある意味、酷なことですが、
それを起点に、歩むべき道を見つけることができます。

評価されることを恐れず、
今の自分の居場所を確認しちゃいましょう。

今の居場所が、これからの人生の
スタートラインになるハズです(^^♪

2017年10月25日水曜日

お侍さんを黙らす方法

むかしむかし、表町の隠居(いんきょ)と横町の隠居がいました。

二人は、自分たちの店を息子に任せ、
朝から、表町の隠居の家の前で長椅子に座り、
大好きな将棋をさしていました。

すると、どこからともなく、お侍さんがやってきて、
不意に地面にしゃがみこんで、二人の対局をのぞきこみました。

お侍さんは、しばらくは黙って見ていましたが、
やがて隠居たちが一手さすたびに、

「あ~ぁ、その手は、ダメだろう!」

「いやっ、そこは銀を動かさなきゃ!」

「お、それはいい手だ、それでは、飛車を動かすしかねぇな」

と、やかましく口を出してきました。

隠居たちは、しばらくはがまんしていたのですが、
気の短い表町の隠居が耐えられなくなり、

「コレ、少しは黙っておれ!」

と、お侍さんの頭をもっていた扇子(せんす)でポンと叩きました。

お侍さんは、びっくりしたように目をまん丸に開けて、
叩かれたところを手で抑えました。

そして、なにも言わず、その場から立ち去りました。

「これで集中して将棋ができる」

と、表町の隠居は言いましたが、人の良い横町の隠居は、

「将棋は静かでやりやすくなったが、
 お侍さんの頭を叩いたのは、まずかったんじゃねぇか?」

「あ、そうか、相手はお侍だったか、カッとなって、
 つい手を出しちまった」

この時代、お侍さんは、隠居たちのような商人よりも身分が上で、
怒らせると、命をうばわれるかもしれないほど、こわい存在でした。

「あやまった方がいいかなぁ」

「そうだな、すぐにあやまったほうがいい」

「よし、あ、でも、あの人の住まいはどこかのぉ」

「あ、それはわしも知らんわい」

と、隠居たちがのんきに話していると、
先ほどのお侍さんが帰って来ました。

地面に、どかっ! と腰を下したお侍さんの姿を見て、
隠居たちは目を丸くしました。

お侍さんは、頭に兜(かぶと)をかぶって来たのです。

表町の隠居は、お侍さんをしばらく見てから、
横町の隠居のほうを見ました。

横町の隠居も驚いた表情をしていましたが、
アゴを前にだして、ホレ、とあやまるように指図しました。

表町の隠居は、

「先ほどは、つい、カッとなり、
 手を出してしまい申し訳ございませんでした」

と、丁寧に言って、頭を下げました。

すると、お侍さんは大声で笑い、

「気にするな、こうして叩かれてもいいように、
 兜をかぶってきた、ほれ、将棋を始めろ」

と、手をパンパンならしました。

隠居たちは不思議そうな表情で目を合わせましたが、
気を取り直して、将棋をさし始めました。

すると、お侍さんは、

「そこは桂馬での方がよかった」

「いわんこっちゃない、最初に取っておけばよかったんだ」

「なんでその手をさすかなぁ、
 金を下げれば逃げられてしまうじゃないか」

と、また口を出して来ました。

隠居たちは、相手はお侍さんだからとがまんしていましたが、
気の短い表町の隠居は、扇子を手にすると、

「黙っておれと言うとるに!」

と、無防備なお侍さんのお腹を突っつきました。

びっくりしたお侍さんは、突かれたお腹に手を当てて、

「くそー、今度は腹かーぁ」

と言いながら、その場を離れて行きました。

お侍さんがいなくなると、横町の隠居が慌てて言いました。

「ほら、短気を起こしちゃいけねぇよ、相手はお侍さんだってのに」

「分かってんだ、分かってんだけど、つい……」

と、隠居たちが話していると、お侍さんがまたやって来ました。

ドサッ、と地面に座るお侍さんを見て、隠居たちはビックリしました。

今度は全身、鎧(よろい)を着ているではないですか。

お侍さんは機嫌のイイ口調で、

「将棋も戦(いくさ)じゃからなぁ、
 見る側もそれなりの格好で見ないとな」

と、兜を叩き、鎧のお腹の辺りを触りました。

「さぁさぁ、始めなされ」

お侍さんは大声で言いました。

隠居たちは、やれやれ、という表情で将棋をさし始めました。

「ほら、下手くそ、そんな手があるか」

「うわぁ、そんな手を打つならやめちまえ」

「ダメだ、話にならん、下手な手だ」

と、お侍さんは言いたい放題、口を挟んできました。

しばらく耐えていた表町の隠居でしたが、
カッ、となって、扇子を手にしました。

それを見て、横町の隠居が手を伸ばし、扇子を抑え、
やめとけ、と言わんばかりに首を横に振りました。

「どうした、対局が進まねぇなぁ、早よさせ」

と、なかなか隠居たちが次の手をささないので、
お侍さんはしびれを切らしてそう言いました。

そして、ニヤっと不敵な笑いを浮かべながら、

「それともなにか、また扇子で叩くのか? それとも突くのか?
 やれるもんならやってみろ」

と、兜と鎧をこすりながら高笑いをしました。

その言葉で、カチン、ときた表町の長老は、扇子を振り上げました。

しかし、完全武装のお侍さんのどこにも叩く場所がありません。

「どうした、叩かんのかぁ」

とお侍さんは、表町の隠居をバカにするように言いました。

扇子を振り上げたまま手出しできないで震えている表町の隠居に、
お侍さんは、勝ち誇ったような顔を向けていました。

その時、横町の隠居は立ち上がりました。

そして、素早い動きで、お侍さんの、わきの下に両手を入れました。

そこには鎧がありませんでした。

呆気に取られているお侍さんに、横町の隠居は、

「お侍さん、うるさくすると、こうですよ!」

と、言って、

「コチョコチョコチョ」

と、お侍さんのわきの下をくすぐり始めました。

「こ、ハハハ、これ、ハハハ、な、ハハハなにをする」

お侍さんは文句を言いながら、
くすぐったくて笑いが止まりませんでした。

横町の隠居は、さらにくすぐり続けました。

「ハハハ、これ、ハハハ、やめないか」

お侍さんは、体をクネクネさせて、笑い続けました。

横町の隠居は手を休ませません。

「ハハハハハハ、くるし~、ハハハハハハハハ、」

お侍さんは笑いが止まりません。

そして、さんざん笑い転げたあと、

「分かった、分かった、降参じゃ、わしの負けじゃ」

と、涙を流しながら言いました。

横町の隠居は手をわきの下から離しました。

「ふーっ」

と、お侍さんは息をついて、

「悪かった、もう口出しはせん、おとなしく観戦しよう」

と言って、座り直しました。

やがて、隠居たちは将棋をさし始めました。

それを、お侍さんは鎧を着たまま静かに眺めていました。

通りを歩く人たちは、その光景を横目で見て、

なにごとか? 

と、首をかしげていきましたとさ。


おしまい。



今回のもとのお話はコチラ

福娘童話集『 叩かれても安心 』
http://hukumusume.com/douwa/pc/kobanashi/01/25.htm



━━━ お話はここまで ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



☆ちょこっとHappy♪☆


嫌なことをされると、つい怒っちゃいますよね。

怒って効果があるときもありますが、たいてい、
怒りは怒りでしか返ってきません。

戦争なんて、まさにそれですよね。

そんなとき、今回の横町の隠居みたいに、
怒り以外で返せるとイイですよね。
しかも、相手を笑わせられたら、理想的です。

でも、なかなか怒りを覚えたときに、
とっさに違う方法をとるのは難しいですよね。

なので、普段から、怒りに対しての返し方、を
練習しておくといいと思います。


急かされたら

「いまやっていますので、少々おまちください」


嫌味を言われたら、

「その言い方は、どうかとおもいますが」


バカ、って言われたら、

「バカと行った方がバカだ!」


などなど、自分なりの返し言葉を作っておくとイイと思います。


お釈迦さまは真実を伝えるとき、
相手を敬いながら、尊厳を傷つけないように、
ユーモアを交えながら、伝えるそうです。

※詳しくは管理者日記 ブッダのユーモア を読んで!

お釈迦さまのようにはできませんが、
少しでも近づけるように練習しておくといいと思います。


今日のHappy♪ポイント

『 怒りはユーモアで返しましょう! 』


ご意見ご感想、お待ちしています(^0^)/


2017年10月24日火曜日

【日記】向いている仕事ってなんですか?

『どうもこの仕事、自分には向いてないなぁ~』

なんて思ったとき、あなたはどうしてますか?

ありがちなアドバイスとして、

「向いてる向いてないを決めるのはまだ早い」

というものがあります。

最低でも3年はやってみろ、と。

石の上にも3年、なんてことわざもあります。

冷たい石でも3年座っていれば暖まる、ということです。

仕事においては、1年一括りのようなところがありますから、
向いてないという結論を出すのは、3年くらい待った方が
いいかもしれません。

でも、3年もやらなくても、どう考えても、

「向いてないな~」

という結論しか出てこないってこと、ありますよね。

そんなとき、あなたはどうします?

石の上にも3年座れば暖まる、というのは

『 石でも3年座ったら、慣れてくる 』

と、言いかえることもできるような気がします。

向いてる、向いてないにかかわらず
慣れちゃいます。

慣れちゃえば、もうちょっと座っていられるかもしれません。
そのまま、座り続けちゃうかもしれません。
むしろ、その方が楽かもしれません。

そこで想像してみて下さい。

そのまま座り続けられると、幸せだと思いますか?

今、向いてないなぁ~、って思っていることが、
続けられるとしたら、続けたいと思いますか?

3年経てば、楽になり、継続できます。

向いてないなぁ~、と思ったら、
3年後の自分を想像してみて下さい。

楽になり継続できそうなったとき、

自分は幸せそうですか?

2017年10月23日月曜日

【日記】街の本屋さん

アナタの街に本屋さんはありますか?

ツタヤとかではなく、本をメインに扱っている個人商店です。

広い店ではなく、棚も低くて、ちょっと静かで、
入口付近にカウンターがあって、
立ち読みしていると、たまにレジの音と
店員さんの話声だけが聴こえてくる。

昭和にはいっぱいあった本屋さん。

どんどん少なくなっていますね。

PHPの雑誌の8月号には、そんな状況でも、しぶとく?
生き残っている街の本屋さんが紹介されていました。

尼崎市にある小林書店。
小さな店に入ると、店全体が見渡せ、
壁の棚には、表紙が見えるように本が並べてあるそうです。

そして、殆どの本に、本の紹介文が貼られているそうです。

なんでも、並んでいる本は、お店を営んでいるご夫婦が
実際に読んでみて、イイね、と思った本ばかりだそうです。

棚に置いてある本に対する愛情が違います。

そして、この本屋さん、変わっているのが、
本屋さんの片隅に、傘が置いてあるそうなのです。
DVDやCDではなく、傘です。
ちゃんとした売り物としてです。

これは奥様のアイディアのようで、
阪神淡路大震災のあと、扱い始めたそうです。

震災時のことや、傘を売り始めた切っ掛けなどは、
PHPのバックナンバーで読んでいただくとして、
小さな本屋さんが生き残っていくためには、
大手やアマゾンと同じことをしていてはかないません。

そんなことは、本屋さんが一番知っているでしょう。

どうしたらイイか?

本屋さんなのに傘を置いてみるとか、
固定観念を捨てた枠にとらわれない発想で、
想像力を広げること、考えもつかなかったアイディアが
思い浮かぶかもしれません。

でも、本当に大切なことは、

その本屋さんで本を買ってくださるお客様のことを
大切に思うこと。

そして、そのお客様が喜んでくださることを、
続けていくこと。

尼崎市の本屋さんは、そんなことを教えてくれます。

お客様のために、独自のアイディアで生き残る本屋さんが、
全国に一軒でも多く残ってくれたらいいなぁ、
と、思います。

2017年10月22日日曜日

【日記】洋画は「吹替え派」

【 お題 】洋画は「字幕派 or 吹替え派」どっち?


昔は断然字幕派でした
吹替なんてありえないとまで思ってました

でも、今は、吹替え派です。

だって皆さん
「アナと雪の女王」の劇中に流れるあの歌なんて
断然吹替えのほうがいいと思いませんか?

字幕派だった私が、吹替え派になぜ変わったかと言えば
字幕には文字数の関係で台詞全体の
約4割しか表示できないと知ったからです

なるほど、吹替えのほうが分かりやすいのは
そのためか、と

ただでさえ、外国語を日本語に訳して
完全じゃないところに、6割近く削られ、
その上、読み切れない台詞があったりしたら、
更に減ってしまってしまう

これでは、ほぼサイレントで映画を見ている
ようなものです

それに、映画、なんだから、
字を読まないで映像に集中していたい!

とは言え、字幕だったら、
俳優さんたちの肉声が聴きけるし、
なにより空気感を感じられる
これは吹替えでは絶対に味わえない

なのでそれらを感じたいと思った映画は、
吹替えで見た後に字幕で見るようにしています

内容を知ったうえで見るので、
字幕の情報量が少ないというのが逆に都合がいい
飛ばし読みしているような感じになるからです

そんな訳で、私は、吹替え派です。

でも、お気に入り作品は、ハイブリッドで
いいとこどり! って感じです(^ν^)

2017年10月21日土曜日

ガンバレ!スギの木くん

ある場所に、緑色の木々が立ち並んでいる林がありました。

ほとんどがスギの木で、その一番はしっこに、
他の木よりも、ちょっとだけ小さなスギが立っていました。

この小さなスギには、
スギの木以外の友だちがいました。

「今日も、いい天気ですねぇ、イナホちゃん」

「ホントだね、スギくん」

小さなスギの木の友だちは、もっと小さなイナホでした。

「ポカポカしてると、気持ちイイよねぇ」

「ほんと、気持ちイイ」

イナホはそう言ってから

「でも、私、スギくんみたいに背が高くないから、
 お日様の光をそんなに浴びれない。
 いっぱい浴びれる、スギくんがうらやましいよ」

「いやぁ、確かにボクはイナホちゃんよりは大きいケド、
 他のスギの木に比べたら小さいほうだよ」

と、スギは照れながら言ったあと、

「でも、はしっこにいるから、まん中にいるスギより、
 お日様の光をたくさん浴びれるのは、幸せだなぁ」

「そうだよね、まん中の方にいるスギさんたちは、
 こんなにお日様の光、浴びれないもんね」

「うん、だからみんな、他の木よりも大きくなって、
 お日様に近づこうとしてるんだよ」

「そうなんだぁ、だからまん中にいるみんなの方が
 背が高くなるんだね」

「あっ、そっか、はしっこにいるから
 ボクはみんなより背が低いんだ」

「ふふふ、今頃、気づいたの?」

「うん」

と、スギは照れ笑いを浮かべてから、

「みんながお日様に近づこうとしていることには、
 気づいていたのにね」

と言ったあと、スギとイナホは、ハハハ、と笑いました。

笑っているスギに、優しい風があたりました。

遅れて、イナホにも風があたり、ゆらゆらと体を揺らしました。

「心地イイ風ねぇ~」

イナホは体を揺らしながら気持ちよさそうに言いました。

「そうだね」

スギも気持ちよさそうな表情をしました。

その後もしばらく、スギとイナホの間を、
静かな風が優しく通りすぎていきました。


その日の夜。

昼間の優しかった風が一転、様変わりしてしまいました。

ひょう変した風が、ものすごい勢いで、
スギとイナホにあたり続けました。

ビュュュュュューーー! 

スギは、全身に風を浴びて、必死にこらえて立っています。

体が大きいので、体全体で、強風を受け止めるような状態です。

イナホは、体が小さく、柔らかいので、
風まかせに体を、ゆらゆらとゆらして、
なんとかしのいでいました。

「うー、すごい風! 今にも倒れそうだ~」

スギの葉っぱは、風にあおられ、
今にもチギレそうなくらい細かく振動しています。

「がんばってスギくん!」

イナホは体を揺らしながら、
強風に立ち向かっているスギを応援しました。

「ありがとう、がんばる!」

スギは歯を食いしばって風に立ち向かいました。

ビュュュュュューーー!

風の勢いはおとろえず、どんどんスギとイナホに当たります。

「うーっ、くるしぃ、倒れそうだぁ」

「しっかり! 大丈夫よ、あなたならがんばれる!」

イナホは強風にたえているスギになにもしてあげることができず、
歯痒い思いで、ただただ応援するしかありませんでした。

「うん、がんばる、でも……、辛い」

スギの葉っぱたちが、強風にあおられて激しく振られ、
何本かは風に乗って飛んでいきました。

「あなたは強いは、強風になんて負けない!」

イナホは体を風でゆらしながらも、スギへ声をかけ続けました。

やがてスギは、苦しくなって声が出せなくなりました。

「がんばってスギくん、大丈夫、あなたは強い、
 あなたならたえきれる!」

イナホは、強風に激しく体をゆさぶられても、
ずっとスギをはげまし続けました。

その時、

“バキバキバキバキ!!!”

というすごい音を発しながら、スギの横に立っていた木が折れて
風に飛ばされてしまいました。

スギは無言のまま必死に強風を受け続け、たえました。

「スギくん、がんばれ!」

イナホは必死に声をかけました。

「がんばって、また、一緒にお日様の光を、のんびり浴びましょう!」

「う……、うん! ボク、がんばるよ!」

苦しくて、上手く話せないながらも、スギはなんとか答えました。

「がんばれー!」

イナホも力を振り絞って応援し続けました。

この後も、風はとどまることを知らず、スギとイナホの間を、
物凄い速さで激しくふき続けました。

ビュュュュュューーー!


夜が明けて。

夜の強風がウソのように、静かな空気に包まれた朝がやって来ました。

東の空には、穏やかな表情のお日様が顔を出しました。

真っ白な光たくさんだして、辺りを優しく照らしています。

イナホは心地いい、お日様の光を浴びて、ホッと息をつきました。

そして、お日様の光を気持ちよさそうに浴びているスギを見あげました。

「スギくん、お日様、気持ちイイね」

「うん、気持ちイイ」

と、スギは言ってから、

「イナホちゃんのおかげだね、
 イナホちゃんがずっと応援してくれたから、
 ボクがんばれたよ」

周りの背の高いスギの木は、何本も倒れていました。

「ううん、私なんかより、スギくんが、がんばっただけだよ」

「ううん、イナホちゃんのおかげだよ」

スギがそう言って笑うと、イナホも笑顔で返しました。

その後、ちょっと小さなスギと、もっと小さなイナホは、
幸せを噛みしめながら、のんびりとお日様の光を浴びていました。

スギとイナホの間を、お日様の光をたっぷりと浴びた
ポカポカとした空気が、優しく包み込むように流れていきました。


おしまい。



今回のもとのお話はコチラ

福娘童話集『 アシとオリーブの木 』
http://hukumusume.com/douwa/pc/aesop/01/25.htm



━━━ お話はここまで ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



☆ちょこっとHappy♪☆


もうだめだ―、と思ったとき、
がんばって! と声をかけられると、
けっこうがんばれちゃいますよね。

しかもそれが、好きな人ならよけいにがんばれちゃいます。

今回のお話でも、他のスギの木は倒れているのに、
応援され続けたスギは助かることができました。

言葉って、本当に力があります。

力がありすぎるから、自分で発した言葉にも影響されます。

できる! と自分で声を発したら、不思議とできてしまう。

高額納税一位の斎藤一人さんもよく言ってますね、

「ツイてる」

って言うだけで、ツイてることが雪崩のように起きる。

ただ、言うだけいいんですから、簡単です!

簡単だから、すぐできる。

まさにやったもん勝ちです!

そして、是非、自分に言うだけでなく、
他の人にもいい言葉をかけてあげてください。

がんばれ! って人に言ったら、自分もがんばれる。

できる! って人に言ったら、自分もできるようになる。

みんながそれを実行できたら、世の中はもっと

Happy♪

になるハズです。


今日のHappy♪ポイント
『 いい言葉をどんどん言っちゃおう! 』


ご意見ご感想、お待ちしています(^0^)/


2017年10月20日金曜日

【日記】ポテチ大好き!

【 お題 】好きなお菓子、なに?


ポテチが大好きです。

チョコレートも好きですが、今日はポテチのお話をします。

『 ふらのっち 』

ってご存知ですか?

JAふらのが出しているポテチ。

この時期になると出てきますよね。

一昨日、今シーズン初ふらのっちをいただきました。

なんか、イモ感がイイんですよね~
甘いジャガイモを食べている感覚がある。

脂っこさもないから、手もべとつかない。

そして、なんといっても、そぼくなパッケージが好きです。

今シーズンは、ちょっとリニューアルされたみたいですね。

おじさんが、

「美味しいイモが今年も採れたよ~
 た~ぁんと、おたべぇ~」

って、言ってるみたい。

微笑ましいです。

今シーズンは、何回食べれるかなぁ~。

2017年10月19日木曜日

【日記】継承者に感謝!

昨日は、安寿姫草紙の感想文をお届けました。

この物語「山椒大夫」という題の説経節(語りものの芸能)
として伝わり、
1961年には「安寿と厨子王丸」というタイトルの
アニメも作られています。

これらの物語として一番有名なのが、
森鴎外の「山椒大夫」だそうです。

読んだことがなかったので、青空文庫で調べてみたら、
ちゃんと掲載されていました。

http://www.aozora.gr.jp/cards/000129/card689.html

さすがです。

昔の名作が気軽に読めちゃうなんて、スゴイ時代ですよね。

近代の著作物は権利が長く守られるから、
なかなか気軽には読めないのが残念ですね。

童話でHappy♪なんて、著作権が厳しかったら、
存在しないですから、先人のおおらかさに、感謝です。

そして、それらをしっかり繋いでくださる方々にも
感謝いたします。

ありがとうございます

2017年10月18日水曜日

安寿姫草紙(あんじゅひめものがたり)

『 安寿姫草紙 』 三田村 信行 作


この小説は、古くから日本に伝わる物語をもとに作られています。

私も、一応、もとがあるお話をアレンジして物語を作っているので
感想を書くのも、どうしても思い入れが強くなってしまいます。
なので “ ※※※ ” の間の文章は、ネタバレ注意です。


舞台は平安時代(明確には説明されていません)
陸奥国岩木六郡を納める岩木判官正氏。
その娘、安寿姫を中心に、家族に起こる数々の災いに、
力強く立ち向かい生きて行こうとする、姉弟の感動物語です。


※※※ ここから先は、ネタバレ注意です ※※※


『 全編、安寿姫視点で描けばよかったのに! 』

私の感想は、この一文に集約されます。

良い物語なのに、もったいない、
実に、もったいない小説です。

エピローグに書かれていることを、
安寿姫と一緒に体験したかった。

もし、一緒に体験できたのなら、
こんなに面白い物語はなかったと思います。

エンターテイメントとしても、或は、
安寿姫の葛藤を描いた文学としても、
秀逸な展開になったと思います。

それだけに、ネタを出し惜しみするような展開が
残念でなりません。

おもしろい内容なのだから、
自信を持って(大作家先生におこがましいですが(^^;)
時系列に順序良く綴って欲しかったです。


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


それでも、物語は昔から語り継がれて来た名作なので、
楽しめることは間違いありません。

児童書としては分厚く、文字も小さいです。
しかも遠い時代の話なので、難しい言葉がたくさん出てきます。

これを最後まで読むことができた子どもは、
読書に対して自信が持てるようになるでしょう。

残酷かなと思えるシーンもありますが、
最後は心温まる物語です。

秋の夜長、素敵な古典作品を、堪能してみるのはいかがでしょう。

安寿姫草紙 (ノベルズ・エクスプレス)

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2017年10月17日火曜日

【日記】ファミチキ先輩大好きです!

【 お題 】地球最後の日!なに食べよっか?

やっぱり、ファミチキかなぁ~
揚げ鶏やLチキも好きだけど、
だんぜん「ファミチキ」先輩です

その昔、ケンタッキーフライドチキン、といえば
今以上に、骨つき肉が定番でした。

そんな時にバーガー類がメニューに加わり、
パクッ、と食べたとき骨がなくて、

全部肉だー!

と、骨なしチキンの美味しさに、喜び、
感動したのを覚えています

バーガーじゃなく、肉だけで出してくれないかなぁ
と思っていましたが、ケンタから出る気配はありませんでした

そんな中、数年が経ち、ファミマでスパイシーチキンが登場しました

念願の骨なしチキンが、近所で気軽に食べられる!

とても喜びました。

でも、私は辛いのが苦手でして、辛くないの出ないかなー
と、思っていたときに、ついにファミチキ先輩の登場です!

もう、毎日のように食べてました
あの違和感たっぷり過ぎの肉汁がたまらなく好きです

今は、土曜日のお昼はファミチキという感じで食べています

この時期「肉まん」ピザまん」「ファミチキ」の3つを
よくお昼に食べます。
私はこれを「ファミマゆかいなセット」と呼んでいます

冬の時期の風物詩メニューです  V(^ν^)

2017年10月16日月曜日

【日記】ブッダのユーモア

『 ブッダのユーモア活性術 役立つ初期仏教法話 』
             アルボムッレ・スマナサーラ  著


という本を読んだので、お話します。

お釈迦さまって、スゴイですね。

改めてそう思いました。

仏教って、なんだか戒律が厳しくて、
修行も辛そうで、大変そうなイメージですが、
どうやらそうではないみたいです。

そもそも、お釈迦さまは、苦行を否定しているそうなのです。

ある研究機関は、一番明るい宗教が仏教だというのです。

穏やかで、和やかに修行しているというのです。

確かに、アニメの一休さんしかり、
大河ドラマ「直虎」の南渓和尚しかり、
楽しいイメージが仏教にはあります。

ひょうきん和尚、という言葉はありますが、ひょうきん神父、
ひょうきん牧師、なんて言葉、あるのでしょうか?

この本で言っている、ユーモアや笑いは、
決して大爆笑するものではありません。

クスッ、ともなりません。

この本のユーモアは、
相手のプライドや尊厳を傷つけない話し方

という感じです。

本当のことを伝えるときに、相手を敬いながら、
お釈迦さまはユーモアを交えて説きます。

それらのエピソードがこの本で紹介されています。

読んでいくと、人生をHappyに暮らせるヒントが見えてきます。
ただ、お釈迦さまは真実を正直に言うのでとても厳しいです。

持っていた風船が飛んで、泣いている子どもに、
あなたはどのような言葉をかけますか?

仏教の人はとても厳しい言葉をかけます。それも当然のように。
その言葉を本当にかけたら、子どもは泣きやまないと思います。

でも、その言葉の意味を、深く理解できたとき、
本当の、豊かな状態になれるはずです。

子どもは泣くことすら、しなくなるでしょう。

そんな話を、お釈迦さまはユーモアを交えて説いてくれます。

みんなが会いに行きたくて、話を聞きたくて人が集まってくる
そんな存在の、お釈迦さま。

宗教の本は難しいものが多いですが、
さらりと読みたい、と、思う方にオススメします。

2017年10月15日日曜日

【日記】なりたい自分に読んでなる

最近、児童書を読む機会が多いです

今も一冊読んでいて、
その内感想文を書きたいと思っています。

小説を読んだり、映画を見たあとなど
物語の世界観にどっぷりハマってしまい
主人公の仕草や行動をまねてしまうこと、
ってありますよね

アクション映画を見たあとなんて、その気になって
わけもなくスタスタ歩いて、信号を、キリッ、
と確認しちゃったりします

まぁ、長続きはしないんですけど、
でも、あの現象を長続きできたらなぁ~
なんて思っちゃいます

なりたい自分や、憧れの人物の物語を
読んだり見たりして、その気になったまま、
行動が継続されたら、
なりたい自分や、憧れの人物に
なれちゃうかもしれません

気持ちが薄れてきたら、
また、それらの物語にふれて、
その気になって、

その繰り返しをしていたら
持続って、できないですかね?

理想の自分、憧れの自分、
それに近い物語に継続的に触れてみる

試してみる価値はありそうですね!(^-^)!

【日記】日記を始めてみます

こんにちは♪

いつも読んでいただいてありがとうございます。

今まで、童話でHappy♪の中では
童話と感想文を掲載してきましたが、
今日から、日記をつけていこうと思います。

なんとなく、読んでくださったみなさんが「Happy♪」に
なっていただけるような内容にしたいと思います。

さて、そうは言っても、なにを書いて行こうかなぁ、と。

総選挙真っ最中ですね。

いきなり政治の話って、難しそうで、童話でHappy♪には
合わないような気もしますが、
ちょっと、ヘンな切り口で書いてみますので、お付き合いを。

Happyな世の中にするもしないも、政治は重要なんです。

その重要なことをする人を選ぶのが、選挙。

候補者の皆さんは、国会議員になりたい!
と夢を持って手を上げた人たちです。

その人たちの、夢を叶えさせて「あげるか」「あげないか」
選ぶのは、あなたです。

ひとの夢に拘わるなんて、そう人生にはありません。

ぜひ審査員気分を味わってしまいましょう♪

国会議員を目指している候補者のみなさんの話に耳を傾けて、
ちゃんとした夢を語っているか、聞いちゃいましょう。

そして、叶えてあげたい夢を語ってる人を見つけたら、
その人の夢を応援しちゃいましょう。

そんな感じで見てみると、選挙も、
ちょっとだけ楽しい気分になりませんか?

2017年10月14日土曜日

オオカミからにげる方法

「あ、キツネさんこんにちは」

ネコは森の中でお散歩している時に、
キツネを見かけたので声をかけました。

「やぁ、ネコさんこんにちは」

キツネはすました声でネコに答えました。

「今日も、いい天気ですねぇ」

ネコは頭が良くていろいろ教えてくれるキツネが大好きでした。

「そうだね、いい天気だね」

そうキツネが答えると、

「ちょうど良かった、キツネさんに聞きたいことがあったのです」

「おや、なんでしょう、ボクで良ければなんでも答えますよ」

キツネが優しい表情で言ったので、ネコはニコニコ笑顔で質問しました。

「私は、オオカミからにげる方法をこないだ1つだけ見つけたんです。
 キツネさんなら、いろいろ知っているから、私の方法が
 正しいかどうか 教えて欲しいんです」

「ほう、オオカミからにげる方法ですかぁ、それは興味深い。
 ネコさんの考えた方法を教えていただけますか」

「ハイ」

と、ネコは笑顔で答えてから、

「オオカミに追いかけられたら、こうするんです」

ネコは身をひるがえして、近くにあった木に近づき、
サササッ、とあっという間にかけ上がりました。

そして、枝の上から自信満々でキツネに言いました。

「どうです!」

「ほう、それはそれは、確かに、オオカミは木登りができませんから、
 素晴しいと思います」

キツネは感心した口調で言いました。

「キツネさんからそう言われると、うれしいです!」

木から降りて来たネコは、少して照れた笑みをうかべながら、

「ところでキツネさんは、オオカミからにげる方法を
 他にご存知じゃないですか?」

「オオカミからにげる方法かぁ」

と、キツネは少し考えてから、

「10個くらいはあるかなぁ~」

「10個も! スゴイ!」

さすがはキツネさん! とネコは尊敬の眼差しをキツネに向けました。

「良かったら、何個か教えて下さい!」

と、ネコが手を合わせてお願いすると、

「しょうがないなぁ」

キツネはちょっと、はにかんでから話を始めました。

「まず、1つ目は──」

その時、キツネの後ろの草むらが、ザワザワ、と動きました。

ネコからは草の動きが良く見えましたが、

背中を向けているキツネは気付いていませんでした。

ネコはキツネの話を聞きながら、意識は草むらに集中しました。

すると、

“ザッ、”

という音とともに、数匹のオオカミが顔を出しました。

「キツネさん、オオカミだ!」

ネコは、すぐさまオオカミからにげる方法を使いました。

身をひるがえして、先ほどと同じように、一気に木を登り、
枝にしゃがみました。

下を見ると、キツネがオオカミに囲まれて、
身動きが取れない状態になっていました。

(キツネさん、今こそ、オオカミからにげる方法を使わなきゃ)

ネコは思いました。

しかし、キツネは体を丸くして、
オオカミから身を守ることしかできません。

(あ、分かった、キツネさん、オオカミからにげる方法が
 10個もあるもんだから、どれにしようか迷ってる間に、
 囲まれちゃって、手だしできないんだ!)

ネコはそう判断しました。

そして、どうにかしてキツネを助けようと、思いました。

(オオカミの気を他に向ければ、キツネさんは少し自由になれるから、
 そしたらにげる方法を使って助けてくれるはず)

ネコはそう思い、一匹のオオカミめがけて木の上から飛びかかりました。

「ニャー!!!!」

ネコは見事に、一匹のオオカミにぶつかりたおしました。

不意をつかれた他のオオカミは、きょとんとしています。

「キツネさん、今のうちに、にげて!」

ネコがさけぶと、キツネはすぐさま立ち上がり、
勢いよく走り出しました。

(キツネさん、早く、にげる方法を)

とネコは思いましたが、キツネはみるみるはなれて行き、
あっという間に姿が見えなくなってしまいました。

(あ、あれ、キツネさん?)

ネコはキツネがにげて行った方を見ていましたが、

「やい、痛いじゃないか!」

と言われて、ハッ、とオオカミの方に目を向けました。

気付けばオオカミに周りを囲まれてしまいました。

「どういうつもりか知らねぇが、ただじゃおかないからな!」

と、ネコに体当たりされたオオカミが言いました。

「いや、オオカミさん、今日も、いい天気ですねぇ……」

ネコは必死に愛想笑いをうかべてそう言いましたが、
それが通じる相手ではありません。

オオカミは怖い顔をして、ネコにおそいかりました。

ネコはおそいかるオオカミを間一髪で交わして、
サササッ、と走り、木を登りました。

木の枝から下をみると、オオカミたちが木の下で、
ぴょんぴょんはねたり、木に前足をかけたりしていました。

「ひきょうだぞ! 降りてこい!」

とさけぶオオカミに、

「ひきょうもなにも、私1匹にそんな大勢で、どっちがひきょうだよ」

とネコは言い返しました。

「うるさい、つべこべ言わずに、降りてこい!」

オオカミは叫んでいます。

ネコは枝の上で座り、オオカミたちを見ました。

(オオカミは木には登って来られないはずだから)

と、思いましたが、とても落ち着きません。

(キツネさんもいい方法だ、って、言ったくれたんだし大丈夫)

ネコはふるえながらもそう考えて、
枝の上で身を丸くしてオオカミの様子をうかがいました。

やがてオオカミたちは、知恵を使いはじめました。

一匹が木に前足をかけ、その上に一匹のオオカミが乗り、
木にしがみつきました。

そして、次の一匹がまたその上に乗り、
木を登っていこうとしているのです。

何度か失敗しましたが、段々とコツをつかみながら、
近づいて来ています。

ネコは枝の場所を変えようかと思いましたが、
体がすくんで動けません。

オオカミたちは段々、木に登ることになれてきて、
とうとう、ネコのいる枝まで登ってきました。

登って来たのは、ネコに体当たりされたオオカミです。

「苦労かけやがって、覚悟しろ!」

と、オオカミはネコに、ジリ、ジリ、っと近づいてきました。

ネコは、ブルブルとふるえながら、後ずさりしました。

しかし、すぐに枝のはしまできて、これ以上進めなくなりました。

(このままでは、おそわれる、どうしよう)

と思ったネコは、とっさに、体を動かしました。

ヒョイ、っと飛び上ると、近づいて来たオオカミにを飛びこえ、
木にしがみついているオオカミたちの上を走り、木の下に降りて、
一目散ににげだしたのです。

「待て!」

オオカミたちもすぐに木から降りて、ネコを追いかけました。

走りだしたら、オオカミの方がずっと速いので、
あっという間に、ネコは追いつかれてしまいました。

「たく、往生際が悪いぜ」

オオカミが言いました。

ネコは、周りをオオカミに囲まれてしまい、
おびえながらも、身を小さくして構えました。

オオカミたちが、ゆっくりとネコに近づいてきます。

(もうだめだー)

とネコは思いました。

「フフフフフッ、」

不敵な笑みをうかべながら、オオカミがジリジリと近づいてきて、
飛びかかろうとしました。

ネコは頭をかがめ、目を、ギュッ、と閉じました。

と、その時です。

「コラー!!!!!」

という声が聞こえました。

目を向けると、全力で走ってくるキツネの姿が見えました。

「キツネさん!」

ネコは声を上げました。

走り寄ってくるキツネの後ろには、
なん匹ものキツネが連なって走って来ます。

“ドドドドドドドドドッ!!!!!”

そのキツネの多さを見て、さすがのオオカミたちも、

「やべぇ」

と、身をひるがえしてにげ出しました。

キツネの大群は、オオカミを追いかけました。

先頭を走っていたキツネは、ネコの姿を見ると近づいてきました。

「助けが遅くなってごめんよ」

「キツネさーん!」

ネコは泣きだしました。

「仲間を呼ぶのにちょっと手間取ってしまって」

やがて、オオカミを追うのをやめた大勢のキツネたちが、
ネコの周りに集まってきました。

大勢のキツネたちを指差しながら、

「これが、ボクのオオカミからにげる1つの方法かな」

と、キツネは少し気まずそうに言いました。

ネコは、涙を流しながら言いました。

「さすがですキツネさん。
 私の方法は、結局、うまくいきませんでした」

と、また泣きだしました。

キツネは泣いているネコに、

「ボクのほうこそ、君にお礼をしなければならない。
 ありがとう、君はボクの命の恩人だよ」

と言い、他のキツネたちも“ウンウン”と、うなずきました。

それを見て、ネコはまた泣きだしてしました。

そして、キツネたちは泣きじゃくるネコを、
しばらくの間、優しく見守りましたとさ。


おしまい。



今回のもとのお話はコチラ

福娘童話集『 キツネとネコ 』
http://hukumusume.com/douwa/pc/world/01/23.htm



━━━ お話はここまで ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



☆ちょこっとHappy♪☆


「器用貧乏」という言葉があります。

あの人、背が高くてイケメンで、頭も良くて、その上、
スポーツ万能で、料理もできて、歌も上手で、ものしりで、
でも、なんか出世できないのよね~

という人のことを表す言葉です。

つまるところ、いろいろ器用にできるのに成功できない人のことです。
今回の物語のキツネは、このタイプかもしれません。

逆に、自分はこれしかできることが無いから、
という人は、成功しやすいんです。

有名スポーツ選手や、芸能人、企業の経営者、学者先生など、
成功者の殆どは、1つのことをやり続けた人たちです。

今回の物語のネコは、オオカミから逃げる方法を
1つだけもっていました。
オオカミにおそわれた瞬間、逃げる方法は1つだけなので、
迷わず実行して、すぐに安全な場所に逃げることができました。

このように、あれもこれもと、いろんなことができたり、
いろんなことを知っているよりも、1つでも、できることがある、
ということが、悩まずに行動できるという点で、優れているんです。

でも、いろんなことができたり、いろんなことを知っていることは
悪いことではありません。

それらのことを、1つに集中して使ってみると、
化学反応を起こして、前代未聞のことを起こせるかもしれません。

大切なことは、限りなく1つにすることです。

浅く広く、ではなく、狭く深~く、です。


今日のHappy♪ポイント

『 1つのことに集中するということは、

  他のできることをしないということ 』

  スティーブジョブズがこんなこと言っていたような気がします。


ご意見ご感想、お待ちしています(^0^)/


2017年10月9日月曜日

キワさんのたまご

『 キワさんのたまご 』 宇佐美牧子 作


とても暖かいものに包み込まれる
そんな雰囲気を感じる小説です。

主人公は小学生の少年。

両親はお弁当屋さんを経営していて、忙しくて、
家にいる時間は少なく、ほとんどお店で過ごしています。

いつも遊んでいた友だちは、今年からサッカーを始め、
忙しい毎日を送っています。

夏休みに入り、主人公は1人退屈な日々を過ごしていました。

ある日、お父さんが農家に仕入に行くというのでついて行きました。
広大な屋敷の片隅に、お婆ちゃんが住んでいて、
そこで採れるたまごは「まぼろしのたまご」と呼ばれている、
ということを知ります。

主人公はなかなか手に入らない「まぼろしのたまご」のことが気になり、
手に入れることをこの夏休みの目標にしようと決め、
ひと夏の物語がはじまります。


この小説は夏休みの少年の成長の物語です。

ただ、少年が肉体的、精神的に成長するだけではなく、
大切なことも発見していきます。

その過程が様々な視点を通して、生き生きと表現されています。

私はこの物語を読んでいて、子どもの頃、
親とどんな接し方をしていただろう、
と思い返してしまいました。

私の家は、あまり裕福ではありませんでした。

母は、ずっと専業主婦でいたのですが、
ある時、パートで働き始めました。

夏休みの初日、お昼休みに一緒にお昼を食べよう、
と母に誘われ、兄弟で母のパート先へ行きました。

働ている母の姿を初めて見て、ちょっと不思議な気分でした。

そして、お昼休みになり、
母とお昼を食べに行くことになりました。

どこにしようか、とお店を探そうとしたのですが、
すぐ側に、たまに来るお寿司屋さんがあり、

「じゃぁ、ここにしちゃおう!」

と、母が言ったので、兄弟はびっくりしました。

ま、回転寿司なのですが、当時は今ほど
気軽に食べれる値段ではなく、特に裕福では無い我が家では、
特別な日でもなければ滅多に食べることができないものでした。

私たち兄弟は、お寿司が食べれて、嬉しいような、
お金大丈夫なのかなぁ、と心配するやらで、
ソワソワしながら食べていたのを覚えています。

その時の母は、とても嬉しそうでした。

大人になって気付きましたが、働き始めたパート先に、
初めて子どもたちがお昼を食べに来たことが嬉しくて、
お寿司を奮発してしまったんでしょう。

これは私の子どもの頃の親との思い出ですが、
このように、子どもの頃の思い出が、
ひとりでに蘇ってくる力をこの小説は持っています。

懐かしい、あの頃の何気ない日々を思い出して
ほっこりとした気分に浸りたいというかたに、
おオススメしたい小説です。

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2017年10月7日土曜日

どっちもどっちな大工と客

昔々、家具を手作りする大工さんがいました。

ある日、こまかなちょうこくを入れた材木を、
かんなでキレイにけずっているときにお客さんがたずねてきました。

「ごめんよ」

「いらっしゃい!」

お客さんは、二日前に、壁(かべ)に棚(たな)を
取り付けた家のだんなさんでした。

「この間、取り付けてもらった棚だが」

「へい、気にってもらえましたか?」

「気にいったもなにも」

お客さんはしぶい顔になり

「今朝、こわれちまったよ」

「なんですって!」

大工さんはビックリです。

りっぱな棚を作り、壁にしっかりと打ち付けて来たので、
こわれるハズがありません。

大工さんは少し考えてお客さんに言いました。

「まさか、お客さん、あの棚の上に、
 なにか乗せたんじゃないでしょうなぁ」

今度はお客さんがビックリしました。

「本を乗せたよ、棚なんだから、なにか上にのせるのは当然だろ!」 

「もう、お客さん、上にものをのせるならそう言ってくれなきゃぁ、
 そしたらもっと作りようがあったのに、だいたい、あの──、」

と、大工さんがそこまで言うとお客さんは、

「言いわけは聞きたくない!
 お金をはらってんだから早く家に来て直せ!」

と、どなり声を上げました。

大工さんは申しわけなさそうな顔をして、すぐにお客さんの家に行き、
がんじょうな棚を作り直し壁に打ち付けました。

数日して、また同じお客さんがたずねてきました。

「あ、お客さん、棚の調子はどうです、
 今度はビクともしないでしょう?」

するとお客さんはしぶい顔をして言いました。

「ビクともしないもなにも、またこわれてしまったよ」

「なんですって!」

大工さんは、またビックリしました。

「お客さん、確か本を乗せるって言ってらっしゃいましたよね」

「あぁ言ったよ、だから本を乗せた、そしたらこわれた」

「おかしいなぁ、本を乗せられるように作ったのに、
 こわれてしまうなんて……」

大工さんはうでを組み、頭をひねりました。

「お客さん、まさかとは思いますが、
 本を何冊も乗せたんじゃないでしょうねぇ」

「乗せたよ、全30巻」

「それだぁ、そんなに乗せたら、こわれちゃいますよ」

「そんなに、って、じゃ何冊までなら乗せられたんだ?」

「そんなの、1冊に決まってるじゃないですか」

またもやお客さんはビックリしました。

「本1冊だけ乗せるなら、棚なんて作ってもらわんよ!」

「そうは言いましてもねぇ、お客さん、そもそも──、」

と、大工さんが言うとお客さんは、

「言いわけはいいから、今すぐ丈夫でこわれない棚に作り直せ!!」

と、どなり声を上げました。

「わ、分かりました」

大工さんはこまった顔をしながら、お客さんの家に行き、
がんじょうでりっぱな棚を作りました。

もちろん、お金はもらわずに。

今度は大丈夫だろう、と大工さんが思っていると、
二日もしないうちに、またお客さんが現れました。

「お客さん、今度こそ棚はこわれてませんよね」

「おっおう、棚は無事だ」

「それは良かった!」

大工さんは大喜びしました。

すると、お客さんはうかない顔で言いました。

「棚は丈夫に作ってもらったから無事なんだけどな……」

「はい」

「棚を打ちつけられた壁がこわれてしまって、
 外が丸見えになっちまったんだ」

「あれまぁ~」

大工はおどろいて、すっとんきょな声を上げました。

そしてあわれな表情をしながら、

「お客さんが言う通り、30巻の本が乗る丈夫な棚を
 作りましたからねぇ、その重さに、壁がたえられなかったん
 でしょうなぁ。同情いたしやす」

「あのな、そこでお願いしたいんだが」

「なんでしょう、ってお客さん、
 壁を直せっていうんじゃないでしょうねぇ」

「いや、あの、そう、壁を直してくると、ありがたいのだが」

「お安いごようですよ、あたしゃぁ、大工ですから」

「良かった」

「では、壁の修理代をいただきます」

と、大工は右手をお客さんの前に出した。

「ん? お代を取るのか」

「はい、棚のお金しかもらっていませんからね」

「お前が、棚をがんじょうに作ったせいで、壁がくずれたのにか?」

そう言われて、大工さんは堂々と言いました。

「それを作れとおっしゃったのはお客さんの方です。
 私は、あの壁では、棚と本1冊分くらいしか支えられない
 と思っていたのですが、お客さんがどうしても言うので
 仕方なく丈夫な棚を作ったしだいです」

「おまえ、それを知っていて、なんで言わなかったんだ!」

「あたしゃ、何度も言おうとしましたよ、言おうとしましたが、
 そのたびに「言いわけはいい」ってお客さんがどなり声を上げて
 聞いてくれなかったんじゃないですかぁ」

「そっ、それは……」

お客さんは、ハァ~、と大きなためいきをつきました。

そして、壁の修理代を大工さんに払いました。

「毎度あり」

と、大工さんは笑顔で言って、
大工道具を持ってお客さん家に向かいましたとさ。


おしまい。



今回のもとのお話はコチラ

福娘童話集『 たな 』
http://hukumusume.com/douwa/pc/kobanashi/01/20.htm



━━━ お話はここまで ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



☆ちょこっとHappy♪☆


あなたはコミュニケーションをうまくとれている人ですか?
私は苦手な方なので、うまくとっている人がうらやましいです。

今回のお話では、大工さんもお客さんもどちらかが、
ちゃんとコミュニケーションをとれる人だったら
こんなお話にはならなかったハズです。

コミュニケーションをとることを難しいと感じる人は多いと思います。

日本に出回ってる心理学や自己啓発と呼ばれるものの大半は、
いかにコミュニケーションを上手にとるかが焦点になっています。

逆に言えば、それだけにコミュニケーションを上手に取る方法は
たくさんあるんです。

でも、なかなか上手にとれるようにならない、という現状。
なんとも歯痒いですね。

ここでは、そんな歯痒い思いをしながらも、
私が心掛けている方法を2つ紹介します。

「言いたいことは素直に言う」

自分が言いたいことを、すべてを言う必要はありませんが、
言わないで後悔しそうなことがあったら、
おもいきって、言っちゃおう、ってことです。

今回のお話なら、大工さんは、お客さんが怒鳴ろうとも、
壁が壊れちゃうことを、ちゃんと言えばよかったんです。

もう1つ

「人の話はよく聞く」

とっても当たり前の話ですが、これができる人って本当に少ないです。
今回のお話のお客さんのように、この世の中、
他人の話は聞かない人ばかり、と言っても言い過ぎではありません。

なので、人の話を聞けるような人は、
それだけで1ランク昇格間違いなしです。

この2つを心掛けるでけでも、少しはましな
コミュニケーションをとれるようになるハズです。

お試しアレ。


今日のHappy♪ポイント

『 ちゃんと発言し、ちゃんと聞く 』


ご意見ご感想、お待ちしています(^0^)/


2017年10月4日水曜日

臆病なウサギたち

ある日、ウサギたちが集まって話をしていました。

「こないだね、人間に追い回されて大変だったよ」

「あ、アレ、怖いよね。耳つかまれて
 “ぶらんぶらん”されちゃうんだよね」

話しながらウサギたちは“ぶるぶる”と震えました。

「君たちは人間でまだいいよ」

違うウサギが話を始めました。

「ボクなんて上からワシが飛び降りてきて、ビックリしたよ。
 とっさに穴に逃げ込んだからよかったけど、
 生きた心地がしなかったなぁ」

聞いていたウサギたちは、小さく体をすぼめました。

「わたしは、狼に追い回されたわ。わたしはなんとか逃げてきたけど、
 友だちが捕まっちゃって……」

と、話すウサギに、涙を流すウサギもいました。

「どうしてオレたちは、こうもビクビクしながら
 生きていかなければならないんだろう」

一羽のウサギがそういうと、何羽かが頷いて、

「そうだよ、毎日、辺りを気にして
 オドオドしながら生きてゆかなければならない」

「気が休まらないわよねぇ」

「わたしの友だち、どうなったのか、考えるだけでも恐ろしいわ」

「確かに、オオカミにつかまったときって、
 どんな感じなんだろう……」

その言葉で、ウサギたちは静かにうつむいて、
誰も話さなくなりました。

───少し時間を置いて、一羽のウサギが話しました。

「こんな思いをして、生きていく意味があるのかなぁ……」

ウサギたちは、きょろきょろとお互いの顔を見合わせました。

そして、一羽のウサギがぼそりと、ひとり言のように言いました。

「苦しい思いをするくらいなら、
 自分から死んだ方がましかもしれないなぁ」

ウサギたちは今発言したウサギを注目して、目が離せなくなりました。

「どうだろう、ボクはこれから池に飛び込んで死のうと思う」

そう言って、このウサギは、他のウサギの全員の顔を眺めて、

「強制はしない、ボクと一緒にくる奴はついて来てくれ。
 自分でよーく考えて、判断してくれ」

そう言うと、このウサギは池に向かって走り出しました。

そのウサギを目で追いながら、
他のウサギたちはどうしようか迷いました。

「確かに、苦しい思いをするくらいなら、ひとおもいに自分で」

一羽が走り出しました。

「びくびくして生きていてもしょうがない、ボクも行こう」

また一羽が走り出しました。

「わたしも行く」

「オレも」

「ボクも」

結局、すべてのウサギが池を目指して走り出しました。

やがて、最初に走り出したウサギに追いついて、
ヨコ一列に並んで池に向かって走りました。

「よし、みんな、池が見えたらおもいっきり飛び込むぞ」

「うん、コレで楽になるんだね」

そんなことを話しながら走りました。

そして、池が近づいて来ました。

「それ、行くゾ」

一羽が、池に向かって走るスピードを上げました。

その時です。

“バサバサバサ”

池の草むらの辺りから、草の揺れる音が聞こえました。

その後すぐに、

“ポチャポチャポチャン”

と、池になにかが落ちる音が聞こえました。

ウサギたちは驚いて立ち止まりました。

“バサバサバサ”

“ポチャポチャポチャン”

草は揺れ、池にはたくさんの波紋が広がっていきます。

“バサバサバサ”

“ポチャポチャポチャン”

目を凝らしてみると、カエルたちが驚いた表情で
必死に池に飛び込んでいるのが見えました。

“バサバサバサ”

“ポチャポチャポチャン───”

やがて、全てのカエルが池に飛び込み終わると
辺りは静かになりました。

ウサギたちは、しばらく呆然と立ちすくみました。

「みんな、今の見た?」

一羽のウサギがそう言うと、他のウサギたちはうなずきました。

「カエルは、ボクたちに驚いて、池に飛び込んで逃げていったね」

ウンウン、とウサギたちはうなずきました。

「こんなボクたちでも、驚いて、必死に逃げる生き物がいたんだね」

ウンウン、とウサギたちは激しくうなずきました。

「もしかして、ボクたちは、
 そんなに弱い存在では無いのかもしれない」

ウンウンウンウン、

「そりゃぁ、人間だのワシだのオオカミだのは怖いかもしれないケド、
 そんな怖がりのボクたちを、カエルは怖がってるんだ」

「そうよ!」

違うウサギが声を上げた。

「怖がっているのはわたしたちだけじゃない、
 もっと多くの生き物も怖がって生きている!」

「そうよ、なのに、なぜ、わたしたちだけが
 死を選ばなければならないの?」

「カエルたちだってわたしたちから逃げて、
 必死に生きようとしているのに」

ウンウンウン。

ウサギたちは大きく何度もうなずきました。

「死ぬなんてバカらしい」

「そうよ、なに考えてたのかしら、わたし」

「そうだよ、ボクたちはこうやって生きている、
 襲われた友だちの分も、生きていこうよ」

「うん、みんなで協力すれば、きっと楽しく生きていける!」

ウンウンウンウンウン。

ウサギたちはそれぞれの顔を見て確認するようにうなずきました。

そして、振り向き、いま来た道を帰っていきました。


“ゲコゲコ”

ウサギがいなくなると、池の中からカエルたちが、
草むらに戻って来ました。

「まったく、驚かすなよ」

「やれやれ、なんだったんだ」

と、カエルたちはウサギのいない草むらで、
フーッと溜息を吐きました。

“ゲコゲコ”


おしまい。



今回のもとのお話はコチラ

福娘童話集『 ウサギとカエル 』
http://hukumusume.com/douwa/pc/aesop/01/15.htm



━━━ お話はここまで ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



☆ちょこっとHappy♪☆


思い込みが激しいと、どうしても考えが一方向になりがちです。

それが、団体になると、みんながそうしているからと、
余計に1つの方向へ進むことがあります。

赤信号みんなで渡れば怖くない

みんなで渡っても、1人で渡っても、
赤信号で渡っては、危ないことは同じです。

でも、みんながやってると、なぜか安心に思えてしまいます。

人は大勢の人がやっていることを簡単に受け入れてしまうのです。
ですから、危険でも、それに気づかずに一方向に進みやすい。

そんなときは、ウサギたちがそうしたように、
カエルという別方向の視点から見るようにすると、
また違った世界が見え、違った考えも出やすくなるのです。

その信号、赤だよ、車が来るよ! と。

でも、1つの方向の流れに乗ってしまうと、
なかなか別の視点から見ることは難しいことです。

なので普段から、いろんな視点から見れるように
心がけしておくと、いいのかもしれませんね。


今日のHappy♪ポイント

『 立ち止まって、別の視点からも考えることを癖にする 』


ご意見ご感想、お待ちしています(^0^)/